【介護の基本】認知症とは?知っておきたい認知症の主な症状と関わり方【在宅介護】

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認知症(にんちしょう)とは、脳の機能が損なわれることで、記憶力、判断力、言語能力、思考力などの認知機能に障害が生じる状態を指します。認知症は、年齢とともに発症することが多く、主に高齢者に見られますが、若年性認知症と呼ばれる比較的若い年齢で発症する場合もあります。今回は、認知症の理解を深め、サポートするためのポイントをお伝えします。

🌸認知症にはさまざまな種類が・・

主な認知症の原因としては、アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがありますが、これらの原因によって脳の神経細胞が死滅したり、神経回路の機能が障害されたりすることで認知機能が低下します。

🌸主な症状

認知症の症状には、記憶障害、判断力の低下、行動や言動の変化、言語能力の低下、空間認識能力の低下などがあります。これらの症状は、日常生活において様々な困難を引き起こし、本人だけでなく家族や介護者にも負担をかけてしまうケースがあります。

🌸治療法は?

認知症に対する治療法は現在のところありませんが、症状の進行を遅らせたり、症状の管理や改善を目指すための薬物療法やリハビリテーション、介護や生活支援などの総合的なケアが行われます。また、認知症患者やその家族のためのサポートや教育も重要です。

認知症の方との関わり方には、いくつかの重要なポイントがあります。
認知症の方との良好な関係を築くための一般的なアプローチをいくつかご紹介します。

  1. 穏やかで理解のある態度
    認知症の方と接する際には、穏やかで優しい態度が重要です。感情や気持ちを尊重し、理解を示すことが大切です。イライラや怒りを表に出さず、落ち着いた雰囲気を作ることが大切です。
  2. よく聴くこと
    認知症の方とのコミュニケーションでは、よく聴く(傾聴する)ことが重要です。話すことを真剣に受け止め、理解しようとする姿勢を示すことで、信頼関係を築くことができます。
  3. 簡潔で明確なコミュニケーション
    言葉や表現を簡潔で明確にすることが大切です。単語を少なくし、ゆっくりと話すことで、理解しやすくなります。また、体言止めや具体的な指示を用いることも効果的です。
  4. 日常生活のサポート
    認知症の方が日常生活を送る上で、能力や興味に合わせたサポートを提供することが大切です。食事や入浴などの日常的な活動において、手助けやリマインダーを提供することで、自立性をサポートします。
  5. 感情の表現を尊重する
    認知症の方も感情を持っています。感情を受け入れ、理解しようとすることが大切です。怒ったり悲しんだりしている場合には、寄り添い、支えることが重要です。
  6. 安全を確保する
    認知症の方は時折危険な行動をとることがあります。そのような場合には、安全を確保するための対策を講じる必要があります。部屋の環境を整え、危険な場所や物品を取り除くなど、安全を最優先に考えましょう。

これらのアプローチを組み合わせることで、認知症の人との関わり方をより良いものにすることができます。

ご清聴いただきありがとうございます。
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